「老の意識・女の意識・少年の意識などを追求する」…その意味とは?
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の126ページからの見出しは「全体性」です。CBLコーチング情報局では、この「全体性」というキーワードについて、語っていますが、「自我=意識」を軸に展開する河合隼雄さんのアプロー...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の126ページからの見出しは「全体性」です。CBLコーチング情報局では、この「全体性」というキーワードについて、語っていますが、「自我=意識」を軸に展開する河合隼雄さんのアプロー...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の82ページから始まる「元型としての老若男女」のなかで河合隼雄さんは、子どもが親に暴力をふるう「悲劇」がなぜ起こってしまうのか? その考察を「宗教の世界が縮小され、日常の世界が肥...
今回のキーワードは、『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』のなかの「死の体験」です。本のタイトルにも通じるテーマですが、河合隼雄さんは「蘇生術の発達」によって、この分野での研究が広がっていったことをコメントします。 ...
今回のキーワードは、『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』のなかの「イニシエーションの喪失」です。河合隼雄さんは定義から解説をスタートします。 近代になって、このイニシエーションは喪失していくわけですが、その理由を河...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は「自我」について、河合隼雄さんはユングがそれに加えて「自己(self)」という概念を提示したことを解説します。 自我が確立するためには、それはそれなりに統合性を持たねばならない...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「古人の知恵」は、『論語』に続いて、ヒンドゥーの『四住期』を取り上げます。まずは、河合さんが学生期、家住期、林住期、遁世期の4つの期間の内容を説明する、最初の箇所のみを引用しま...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「古人の知恵」の冒頭で、河合さんは『グリム童話』が、年老いることに対して、冷たい目を向けていることを語っています。その次には、「タルムード」の『箴言』のなかの「人生の年表」が、...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は「序説」のあと、「生と死の間」という大きな章のなかで、「1 ライフサイクル」「2 元型としての老若男女」「3 老いの神話学」「4 老夫婦の世界」「5 ファンタジーの世界」の5つ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「序説」で、河合さんはフロイト派のエリクソンがユングの考えを取り入れたことを語っています。 フロイト派のエリクソンがユングの考えも取り入れて、人生全体を視野に入れたライフサイク...
<心理療法コレクションシリーズ>は、Ⅰ~Ⅵの6冊が出版されています。これまで、当該シリーズを取り上げ、コーチングを語ってきました。ただこの6冊のうち、1冊だけは「CBLコーチング情報局」でテーマアップしていません。それが...
『<心理療法コレクションⅥ>心理療法入門』の第8章の最後で、河合隼雄さんは「個人のなかの社会」という項を設け、語ります。冒頭で河合さんは、「会社に新しく入社した女性社員が、職場の人間関係がうまくゆかず、仕事は面白くないの...
『<心理療法コレクションⅥ>心理療法入門』の第8章は、それぞれ独立したコラムを配置する、といった構成です。前回は「IT革命」でしたが。その次の見出しは「女性の生き方」です。とても難しいテーマですが、取り上げることにします...
『<心理療法コレクションⅥ>心理療法入門』は、河合隼雄さんの晩年の著作、講演をチョイスしたアンソロジーです。生成AIの登場に見られるように、テクノロジーに関しては、十数年前とは大きく変化しているように感じますが、河合さん...
今回のキーワード解説は、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅥ>心理療法入門』第8章にある「新しい家族関係」を取り上げます。 他の心理療法家から聞いて、深く印象づけられたことがある。それは家庭内で暴力を振るう男子高校生...
『<心理療法コレクションⅥ>心理療法入門』は、河合隼雄さんの晩年の著作、講演をチョイスしたアンソロジーです。今回のキーワード解説は、その「第8章 個人と社会」の中の「イエの崩壊」を取り上げることにしましょう。冒頭で河合さ...