論理療法が「なるほど…」と、感覚的に伝わる事例をまず紹介します!

論理療法―自己説得のサイコセラピー A.エリス/R.A.ハーパー』の「再販への序」の中につぎのような一節があります。

人間のビリーフ、態度、意見、哲学は結局(それだけというわけではないが)、内面化された文章記述、換言すれば自己会話なのである。したがって自己改造のためのかっこいい、しかも強力な方法、とくに自己敗北的な感情や愚行を修正する方法は、内面化された文章記述を明確に観察し、理解し、反論し、修正し、行動化することである。

「エリスの論理療法」とは? を解説するに先立って、『論理療法』の「再版への序」で、早々に、クライアントが発するさまざまな言葉に、カウンセラーはどのような言葉を返せばよいのか、どう言い換えればよいのか、を紹介してくれています。
そこで「論理療法はいかなる理論なのか?」を解説するに先立って、引用してみます。「論理的理解」につながらなくても、まず、「なるほど…と感覚的に受けとめて」いただけたとしたら、今回の解説は成功した、と自己肯定したいと思います。

クライエントがこう言ったとしよう。「私は職場でもっと働かねばならないのです」あるいは「私は配偶者を憎むべきではないのです」と。これに対しわれわれはこう応じるのである。「職場でもっと働いたら今よりもっとよくなるということが証明できるという意味ですか」あるいは「配偶者を憎まないにこしたことはないという意味でしょうかと。

クライエントがこう言ったとする。「私は取越苦労がやめられないのです」とか「食事療法は私には無理なんです」と。するとわれわれは彼らの文章記述を次のように変えさせる働きかけをする。「私は取越苦労をやめられますが、今までのところやめていないのです」とか「食事療法は私にとっては非常にむつかしいのですが、まったく不可能というわけではありません」という具合にである。

クライエントが「私は要領がわるいからダメ人間なのです」とか「私は人にいじわるするからくだらない人間です」と言うときはこういいなおさせる。「要領がわるいのは確かに不幸だ。しかしだからといって、そのことが私をダメ人間にしているわけではない」とか「私が誰それさんにいじわるするときはたしかに不道徳な人間だ。しかし行為の如何によって人を価値があるとかないとかランクづけるのは理にかなっていない」と。

また「私は数学が不得意です」という人に対してはこう言わせている。「今までのところ数学があまりよくできなかった。しかしこのことは将来も数学が今よりできるようになる可能性がないという意味ではない」と。


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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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