エリクソンの「心理社会的発達論」とは?
発達心理学の前提には「人間が成長する過程において、期間ごとに達成すべき課題がありそれをクリアしていくことでバランスのとれた社会的存在となっていく」、という考えがあります。フロイト、クライン、ピアジェなどにより発展してきま...
発達心理学の前提には「人間が成長する過程において、期間ごとに達成すべき課題がありそれをクリアしていくことでバランスのとれた社会的存在となっていく」、という考えがあります。フロイト、クライン、ピアジェなどにより発展してきま...
「成功の循環モデル」とは、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した、組織を活性化させるためのシステム的なアプローチです。成功が描けていない組織の特徴は「バッドサイクル」にあります。そのサイクルを紐解くことで...
エドワード・L. デシは、1970年カーネギーメロン大学で学位を取得し、ロチェスター大学では長年にわたり「外発的動機付け」と「内発的動機付け」に関する研究を進め、自律的な決定こそがモチベーション向上につながっていくという...
クリス・アージリスは、未成熟な人が成熟していく過程で起きる人間的な変化を「未成熟-成熟理論」として、1969年に発表しました。「ホーソン実験」のあと「科学的管理法」への疑問から生まれた代表的理論であり、その人間観に対する...
ハーズバーグの「動機付け・衛生理論」は、アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグが、1959年にピッツバーグ心理学研究所と実施した調査から導き出された理論です。調査の骨子は、約200人のエンジニア、経理担当職員...
成功を収めている企業には、健全なリーダーシップ、そして組織構成員の努力が根幹にあることに、異を唱える人はいないでしょう。ただその「強い組織」も、油断すると弱体化していきます。組織が弱体化する要因は、環境に適応できなくなる...
「公式組織論」はバーナードによって提唱された組織論です。わざわざ公式と呼称されていますから、そうではない組織、つまり非公式組織というのも存在することになります。 組織という日本語には「フォーマルな」ニュアンスを感じますの...
フレデリック・テイラーは工場の機械工でした。その環境は…仕事が各人に委ねられており…というと好ましい印象と受けとめる向きもありそうですが、実態は放任状態で賃金も一律、結果として「組織的怠業」が常態化していました。その中で...
この3つが「組織の本質」を考える過程で浮かび上がってきました。実はこの3要素は、アメリカの経営学者であるチェスター・バーナードが提唱した「公式組織の3要素」でもあるのです。バーナードは1938年に『経営者の役割』を発表し...
「組織」の意味を広辞苑で調べてみました。すると、さまざまな視点で解説されています。 漢字二文字の「組織」に多面的な意味合いが含まれていることを、改めて感じるところです。コーチングのキーワード解説は、もちろん「4」として捉...
コーチングに関するキーワード解説で、これまで稲盛和夫さんの「経営理念」を紹介してきました。今回のキーワードは「巨人の肩の上」です。「ユダヤ教の聖典」を解説した次の一節に、その意味が見出せます。 博識な賢者にかく問う者があ...
稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』のなかに、ご自身の実体験を踏まえた「創意工夫」を詳述するパートがあります。「創造的な仕事を通じて中小企業が大企業へと発展していく」そのプロセスを紐解いていくのです。 もし、京セラが「単...
稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』のなかに「素直な心」を直視する一節があります。 先ほどから述べています「愛と誠と調和の心をベースとする」「きれいな心で願望を描く」、そしてこの「素直な心をもつ」、さらに次に出てくる「常...
稲盛和夫さんの「心をベースにした経営」は、社員の気持ちがバラバラであったJALの経営風土を刷新しました。それは「新生JALの経営理念」の最後にしっかりと刻まれています。 公明正大で、大義名分のある高い目的を掲げ、これを全...
稲盛和夫さんによるJALの再建は、その核に「新JALグループ経営理念」の存在がありました。さて、この「経営理念」は、JALの再建のために生み出されたのでしょうか? 実は、そうではありません。稲盛さんが「京都セラミックス」...