『論理療法』の思考方法はコーチングのリフレーミングにつながっている!

コーチングは「コーチングの3原則」を礎として、クライアントとコーチが対話を進めていくことです。コーチはクライアントに伴走します。ただしセッションという直接対話の時間は限られていますから、クライアントがコーチングを真に生かしていくには、セッションでの「気づき」を、自らへの自己対話、つまりセルフコーチングを通して実践につなげていくことが求められるのです。

エリスは『論理療法』に、サブタイトルとして「自己説得のサイコセラピィー」という文言付しています。その著書の最後で、次のようなメッセージを読者に贈っているので紹介します。

もしも障害や不安の程度がそれほどひどくなくて専門家の手をわずらわすほどでもなく、本書で紹介してきたような論理的な生活再構成のアプローチが自分に有益であると思うならば、まずは自分に何ができるかを十分見きわめをつけたうえで、どこまでもどこまでも……そうです、永久に……それを実践していくことである。成功を祈ります……あなたの論理的思考がうまくいくように。(293ページ)

エリスは臨床心理学者であり、カウンセリングにおける専門家です。この最後の辞の前に、「…強い不安や敵意がなまなましく感じられるような場合は、専門家の援助を求めた方が良いと思われる。ほんの少々の治療が著効をあらわす場合もあるかもしれないのだから」と、記述しています。専門職であるカウンセラーの意義もしっかりコメントしていますので付記しておきます。

コーチングの対象となる人は、パフォーマンスの向上を願っている健常者ですから、カウンセリングとは異なります。ただしエリスは、カウンセラーの門をたく必要のない人(健常者?)にも、「論理療法」が有効であることを訴えているのですね。

CBLコーチング情報局でエリスを取り上げたのは、実際のコーチングセッションにおいて、論理的思考の流れが形成されていくと、クライアントのゴールへ向かっていく力がそこに宿っていくからです。
「思い込み」によって負のスパイラルに囚われ、そこからなかなか離脱できない人を、メインターゲットとして書かれた『論理療法』ですが、その思考方法は、コーチングのリフレーミングにつながっていきます。「学」として認知される「理論」も、視点を変え、幅を広げていくことで、新たな地平を見出すことができそうですね。


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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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