「公式組織」のパフォーマンス向上には「非公式組織」への目配りも大切!
「公式組織論」はバーナードによって提唱された組織論です。わざわざ公式と呼称されていますから、そうではない組織、つまり非公式組織というのも存在することになります。 組織という日本語には「フォーマルな」ニュアンスを感じますの...
「公式組織論」はバーナードによって提唱された組織論です。わざわざ公式と呼称されていますから、そうではない組織、つまり非公式組織というのも存在することになります。 組織という日本語には「フォーマルな」ニュアンスを感じますの...
フレデリック・テイラーは工場の機械工でした。その環境は…仕事が各人に委ねられており…というと好ましい印象と受けとめる向きもありそうですが、実態は放任状態で賃金も一律、結果として「組織的怠業」が常態化していました。その中で...
この3つが「組織の本質」を考える過程で浮かび上がってきました。実はこの3要素は、アメリカの経営学者であるチェスター・バーナードが提唱した「公式組織の3要素」でもあるのです。バーナードは1938年に『経営者の役割』を発表し...
「組織」の意味を広辞苑で調べてみました。すると、さまざまな視点で解説されています。 漢字二文字の「組織」に多面的な意味合いが含まれていることを、改めて感じるところです。コーチングのキーワード解説は、もちろん「4」として捉...
コーチングに関するキーワード解説で、これまで稲盛和夫さんの「経営理念」を紹介してきました。今回のキーワードは「巨人の肩の上」です。「ユダヤ教の聖典」を解説した次の一節に、その意味が見出せます。 博識な賢者にかく問う者があ...
稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』のなかに、ご自身の実体験を踏まえた「創意工夫」を詳述するパートがあります。「創造的な仕事を通じて中小企業が大企業へと発展していく」そのプロセスを紐解いていくのです。 もし、京セラが「単...
稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』のなかに「素直な心」を直視する一節があります。 先ほどから述べています「愛と誠と調和の心をベースとする」「きれいな心で願望を描く」、そしてこの「素直な心をもつ」、さらに次に出てくる「常...
稲盛和夫さんの「心をベースにした経営」は、社員の気持ちがバラバラであったJALの経営風土を刷新しました。それは「新生JALの経営理念」の最後にしっかりと刻まれています。 公明正大で、大義名分のある高い目的を掲げ、これを全...
稲盛和夫さんによるJALの再建は、その核に「新JALグループ経営理念」の存在がありました。さて、この「経営理念」は、JALの再建のために生み出されたのでしょうか? 実は、そうではありません。稲盛さんが「京都セラミックス」...
JALに会社更生法が適用され実質倒産した時の負債額は、事業会社として過去最大の2兆3221億円でした。その再建を託されたのが稲盛和夫さんです。 稲盛さんは驚きます。社内風土は上から下まで「なぜ利益を上げなければならないの...
理念とは「理想とする信念」の省略表現であると言われています。「理想」も「信念」も日常頻繁に用いる言葉ですが、立ち返る意味で広辞苑の定義を確認してみましょう。 理想 行為・性質・状態などに関して、考え得る最高の状態。今だ現...
ドラッカーの語る「八つの習慣」の五つ目は「機会に焦点を合わせる」です。「変化を脅威ではなく機会と捉えなければならない」というドラッカーの言葉は、「変革への抵抗」を感じてしまう組織・メンバーへのリフレーミングを促すメッセー...
ピーター・ドラッカーは、マネジメントに関するさまざまな著作を発表しています。そのマネジメントにおいて最高レベルを司り、実現するのは経営者です。ドラッカーは『経営者の条件』を著し、経営者が受けとめ、実行すべき内容として「八...
「NPOグリーンリーフ・センター」の前所長を勤めたラリー・スピアーズが、グリーンリーフの考えを「サーバントリーダーシップを実践するための10の気づき」としてまとめてくれています。コーチングとの親和性を感じる内容ですので、...
グリーンリーフはその著書『サーバントリーダーシップ』の中で「言語体系」について触れています。私たちは「言語」という道具を使って、その「言語」を共有するメンバーの間で情報をやりとりしています。ただしその「言語」の体系が、閉...