
(編集者)
お父さんとお母さんの関係は?
(吉本)
母はベーシックに具合が悪くて、そして機嫌も悪かったし、お父さんは糖尿だしで、いつも揉めてましたね。「何か食べたんじゃないの……? あ、コロッケ1個食べたでしょう!」って、下の階でやり合ってるから、なるべく逃げてました。
(ハルノ)
本当にかわいそうだったと思う。地獄のような。
吉本隆明さんの長女で漫画家のハルノ宵子さん執筆の『隆明だもの』にある「ハルノ宵子×吉本ばなな…姉妹対談」を取り上げ、コーチングに敷衍しています。
「家族」のあり方はさまざまですが、「家族」について、全ての人は語ることができる。100人いれば100の家族論が成り立ちます。ただ、もっとも近しい関係である「家族」を語る難易度は「極めて高い」。なぜならば、感情が高ぶり「客観視」できないから。
どのような分野であろうとも、プロと素人はその力量が本質的に異なる。その根本的違いは、「自分の力を第三者の視点で把握できているか否か」です。まずは「等身大」の自分を受けとめる。「力」不足のところは精進して補う。努力は決して裏切ることはないので、継続するうちに、以前の自分とは違った「力」が身に付いていくのを「感じる」ことができる。この「感覚」は「悦び」そのもの。好循環が生まれ、そうしてその人は、アマチュアからプロフェッショナルに成熟していくのですね。
ハルノさんはプロの漫画家、ばななさんは世界的名望が確立しているプロの作家。『隆明だもの』は、二人のプロによるコラボレーション型「家族論」です。出版されるや否や、さまざまのメディアから「推し」の書評が寄せられました。「アマゾン」は冒頭で「メディア掲載情報」を紹介しています。
★★★メディア掲載情報★★★
毎日新聞(2024年1月13日)書評(鹿島茂)
HONZ(2024年1月17日)書評(首藤淳哉)
西日本新聞(2024年1月21日)書評(ひとやすみ書店・城下康明)
読売新聞(2024年1月21日)書評(鵜飼哲夫)
東京新聞(2024年1月27日)書評
毎日新聞(2024年1月28日)〈文化の森〉著者インタビュー
さて、全293ページの『隆明だもの』の173~249ページに収録された姉妹対談を、この「コーチング大百科」で取り上げるのは、今回が6回目です。同本のタイトルからイメージできるように父親の「隆明さん」を、もちろん語っている。ただし、この「姉妹対談」については『和子だもの』のほうが、しっくりくるように感じられます。対談の口火は、ばななさんによる「母の過去」から始まりますし…
冒頭の対話は、205ページを引用しています。ここでの見出しは「地獄のような日々」です。
姉のハルノさんは、ばななさんより7歳年上。7年間一人っ子だったハルノさんは、母親から溺愛されたようです。「一卵性親娘」といった感じでしょうか。もっともそのような関係になったのは、継続的に母親から「圧」が照射された結果であり、ハルノさんは、それに懸命に耐えていた(子どもの頃は無意識に…)ことが伝わってきます。
京都の大学に進学したハルノさんは東京の吉本家を離れます。冒頭の引用は、そのころを振り返っているばななさんの語りです。続きを引用します。
(編集者)
その地獄のような状況っていうのは、ハルノさんはご存じだったんですか。
(ハルノ)
もちろん、だって、休みで京都から帰ったときも相当だったし。
(吉本)
期待かけられて、っていうわけではないのだけれども。
いまは私も少し悪かったなって思えるところもある。もう少しお母さんのことかまってあげればよかったなって。でも、当時はあまりに怖くて、一緒にでかけただけでももう怖いから。
母和子さんから、グレートマザー(ユングの元型の一つ)の姿が立ち昇ってきました。その「凄み」は、ばななさんの「自罰感」を誘引している。
(編集者)
所有物っていう感覚ですか。
(吉本)
所有物には気に入らない振る舞いをしてほしくない。たぶん、お姉ちゃんの場合は、自分と一緒にいてくれればいいっていう友だちみたいな感じだったと思うけど、私の場合、もうちょっと女の子らしく育ってほしかったって、何回も繰り返し言われた記憶があります。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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