「素直な心を持つ」は最高難度の境地!?

稲盛和夫さんの『京セラフィロソフィ』のなかに「素直な心」を直視する一節があります。

先ほどから述べています「愛と誠と調和の心をベースとする」「きれいな心で願望を描く」、そしてこの「素直な心をもつ」、さらに次に出てくる「常に謙虚であらねばならない」、これらを並べてみると、優しい語感の言葉が並んでいることに気づきます。特にこの「素直な心をもつ」という言葉は、おとなしく「右向け右」と言われれば右を向くといった、従順な意味合いについついとられがちですが、決してそうではありません。

「素直な心を持つことは大切です」と言われて、「確かにそうですよね…」と感じながらも、学校で習う道徳の授業を思い出し、ちょっと「素直になれない」感覚がきざすようにも感じます。
稲盛さんはその「素直な心」を洞察していくのです。

素直な心とは、自分自身のいたらなさを認め、そこから努力するという謙虚な姿勢のことです。とにかく能力のある人や気性の激しい人、我の強い人は、往々にして人の意見を聞かず、たとえ聞いても反発するものです。しかし本当に伸びる人は、素直な心をもって人の意見をよく聞き、常に反省し、自分自身を見つめることの出来る人です。そうした素直な心でいると、その人の周囲にはやはり同じような心根をもった人が集まってきて、ものごとがうまく進んでいくものです。
自分にとって耳の痛い言葉こそ、本当は自分を伸ばしてくれるものであると受けとめる謙虚な姿勢が必要です。

その人にとって「耳の痛い言葉」が聞こえてくると、受け入れなければ…と思いつつ、防衛機制をはたらかせて、「聞こえなかった」ことにしてしまうのが常です。稲盛さんは「素直な心」を多くの人が「従順であること」と短絡してしまう理解を戒めています。
自省を繰り返し、「謙虚」と「努力」によって、「素直な姿」を目指すことの大切さを、稲盛さんは説いているのです。

コーチングは「対話」であり、フラットなコミュニケーションがその根幹にあります。「言葉」一つひとつを「素直な心」で受けとめ、そして「素直な心」でフィードバックしていく双方向のやりとりによって、コーチングはその力が漲ってくるのです。


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