コーチングの「ロジャーズは母」「アドラーは父」と呼称するのはなぜ?
「〇〇の母」、「〇〇の父」という尊称は広く使われていると判断し、CBLコーチング情報局では、ロジャーズを「コーチングの母」、アドラーを「コーチングの父」として、その業績を解説しています。なお、ヘンデルは「音楽の母」、バッ...
「〇〇の母」、「〇〇の父」という尊称は広く使われていると判断し、CBLコーチング情報局では、ロジャーズを「コーチングの母」、アドラーを「コーチングの父」として、その業績を解説しています。なお、ヘンデルは「音楽の母」、バッ...
72歳で「気づき」を得たロジャーズは3年後に、『ロジャーズ選集~厳選33論文(上・下)』の選者が、「ロジャーズ理論と政治学との関係が完璧に表現されている」と評価する「援助専門職の政治学」を発表します。 要するに、それは権...
ロジャーズは72歳になって、「これまでの人生すべてを振り返らなければならない」と気づかされる衝撃的な体験をします。その年まで書き綴ってきた膨大な論文のなかで「権力」についての考察は存在していません。ロジャーズは一人の臨床...
72歳になったロジャーズは、長い人生で全く認識していなかった「気づき」に直面します。それは、他者が自分に抱いている“自分の姿”でした。ある大学院生が、ロジャーズに次のように問いただします。 先生の著作を読み始めたのですが...
臨床心理学者としてのロジャーズは、ニューヨーク州ロチェスターにある児童虐待防止協会の児童研究部にサイコロジストとして雇われた年がスタートです。ロチェスター時代のこの12年間を通してロジャーズは、当時のカウンセリングの権威...
私は、ある特定の行動に対しては、個々人とまともに対決して(confront)いこうとしている。「どうもあなたがそのようにペラペラしゃべるのは嫌です。私には、あなたは同じことを3回も4回も繰り返しているように思われます。伝...
1960年代はロジャーズの視点が大きく広がっていく時代です。『ロジャーズ選集~厳選33論文(下)』には、「社会的な意義(1960年)」「十分に機能する人間…よき生き方についての私見(1961年)」「学習を促進する対人関係...
1960年代になるとカール・ロジャーズは、セラピー、カウンセリングの枠にとどまらないテーマへの論及が増えていきます。1964年に発表された「価値に対する現代的アプローチ…成熟した人間における価値づけの過程」(『ロジャーズ...
カール・ロジャーズは自身の心理学が科学的であることの立証について、多くのエネルギーを投入しています。そのロジャーズは1956年に、米国で最も伝統があり最大の心理学の学会である、アメリカ心理学会(APA)の「Disting...
カール・ロジャーズはカウンセリングの世界における革新者でした。その一つが、自らのカンセリングシーンの全容を世界で初めて公開したことが挙げられます。 実はこれまで、カウンセリングの内容が公開されたものは世の中に存在していま...
『ロジャーズ選集~厳選33論文(上・下)』はロジャーズの理論体系を時系列で追っているわけではありません。このアンソロジー(選集)は、選者の独自な視点によって9つの章(部)がたてられ、そのカテゴリーに沿って33の論文(講演...
CBL情報局では、臨床心理学者のカール・ロジャーズを「コーチングの母」と捉え、その姿を取り上げています。今回のキーワードは、そのロジャーズの「受容」です。おそらく、「受容すること」について、世界で最も深く極めつくした人物...
2023年5月現在、台湾を自国の一部だと主張する中国、一方で独立した主権国家であると自認する台湾、両国間の緊張は緩む気配を見せません。利害が錯綜する中、当事国のみならず各国の間で「創造的な仮説」をテーマとした対話が実現し...
緒方貞子さんは、渋沢栄一が自らの価値観として志向し続けた「知と実践の統合」を、実像として世界に示し、最大の称賛とともに評価が定着した人物です。 緒方さんの代表的著書に『満州事変と政策の形成過程』があります。これは学位論文...
「異質の調和」の大切さを世界に訴え、それを実践した人物として必ず緒方貞子さんの名が挙げられます。改めてチャットGPTに質問したところ…「緒方貞子さんは自分と異なる環境や人々と接することで、自分自身や社会を成長させるという...