河合隼雄さんは村上春樹さんにとって唯一のエグゼクティブコーチだった!
村上春樹さんの『職業としての小説家』の最後に、「物語のあるところ…河合隼雄先生の思い出」というタイトルの追悼の文が掲載されています。春樹さんと河合さんの出会いは、1994年です。そのシーンを引用します。 ぼくは小説家です...
村上春樹さんの『職業としての小説家』の最後に、「物語のあるところ…河合隼雄先生の思い出」というタイトルの追悼の文が掲載されています。春樹さんと河合さんの出会いは、1994年です。そのシーンを引用します。 ぼくは小説家です...
1948年にスイスのチューリッヒに開設され、世界にユング派心理学を広める役割を担ってきたユング研究所において、日本人として初のユング派分析家の資格を取得したのが河合隼雄さんです。河合隼雄さんの業績を語る際に、「日本におけ...
コーチングは「コーチングの3原則」を礎として、クライアントとコーチが対話を進めていくことです。コーチはクライアントに伴走します。ただしセッションという直接対話の時間は限られていますから、クライアントがコーチングを真に生か...
人が自分を持て余す最たる状態は「感情に振り回されるコト」だと思います。『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の一節を紹介します。 人はできるだけ正直に、正確に、自分の基本的な感情のありようを認識するべきである。ある一定の...
前回のキーワード解説では『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の中から、「主な論理的思考法」について、エリスが要約したところを引用しています。今回のキーワード解説は、その続きの紹介から始めましょう。 心を占める最大の関心...
『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の第20章でエリスは、「主な論理的思考法」を整理しています。その一つに次のような記述があります。 ぶらぶらと何もしないですむものならば、あるいは何の義務にも拘束されずに、“楽しく暮ら...
『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の第20章でエリスは、「主な論理的思考法」を整理しています。その一つに次のような記述があります。 決定的に重要性を持つのは自分の過去であり、かつて何らかのできごとに影響を受けたことが...
エリスは、『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の最終の2章…「非論理的な世の中を生きるには」と「論理療法」で、著作の総まとめを行なっています。今回のキーワード解説は286ページ~を取り上げます。 すでに本書を通じて明ら...
『論理療法―自己説得のサイコセラピー』の中につぎのような一節があります。 「…… 論理療法は、おそらくあなたの言われるとおり、表面的で調子よく聞こえる点があるのでしょう。私はただあなた方のような専門家たちに、論理療法が実...
『論理療法―自己説得のサイコセラピー A.エリス/R.A.ハーパー』の「再販への序」の中につぎのような一節があります。 人間のビリーフ、態度、意見、哲学は結局(それだけというわけではないが)、内面化された文章記述、換言す...
『現代に生きるアドラー心理学』の一節です。 典型的な自己理想の特徴を表す文脈は次のようです。「場所を確保するために、私は……すべきだ(またはすべきでない)」、「~の一員であるためには/意義あるためには/人から評価してもら...
『ゲシュタルト療法―その理論と実際』の中に次のような一節があります。 今回、私はゲシュタルト療法の、いわゆる究極の目標ともいえるところから始めたい。つまり、「ゲシュタルトの祈り」をやりたいと思うのである。先ず、皆さんに私...
そもそもコーチングが成り立つ、コーチングの目的が達成されるために、最も大切な「コト」は何なのか? 言い換えれば、その「コト」が満たされないコーチングは、「成立しない」、「目的が達成されない」ということになります。それは…...
ゲシュタルト療法は、「父性原理」のアドラー的な世界と、グループそのものが有する有機体の力に着目したロジャーズの「エンカウンター・グループ」の双方を巧みに取り込んだセッションであることが伝わってきます。 「ホット・シート」...
『ゲシュタルト療法―その理論と実際』の中に次のような一節があります。 ゲシュタルト療法のワークをするために、私には六つの小道具が必要なのである。それらは、私のセラピストとしての技量、ホット・シートと呼ばれる椅子、そしてエ...