エリクソンの「心理社会的発達論」とは?

発達心理学の前提には「人間が成長する過程において、期間ごとに達成すべき課題がありそれをクリアしていくことでバランスのとれた社会的存在となっていく」、という考えがあります。フロイト、クライン、ピアジェなどにより発展してきました。期間の区分や、どの年代に着目するかで、理論に違いがあるのですが、今回のキーワードは、エリク・エリクソンが提唱した「心理社会的発達論」です。

エリクソンは、人生を「乳児期」から「老年期」まで8つの段階に分けて、それぞれの期間に特有な課題を整理しています。その段階ごと、周囲の人たちとの相互作用のあり方により「課題がクリアされ発達に成功」すればよいのですが、「課題のクリアに失敗し発達が停滞」してしまうと「心理社会的に危機が訪れる」と指摘しました。特に青年期のアイデンティティ・クライシスに主眼を置きます。

各段階の心理的課題は、それがクリアできた場合と、クリアできず停滞してしまう状況を「○○VS.△△」と、エリクソンは対比させ表記します。この明快さが当該理論の特徴といえます。

今日「アイデンティティ」という英語が心理学用語として普通に使われています。この概念を広めたのがエリクソンです。「自我同一性」と訳されます。
「“自分らしさ”に特に疑いを持つこともなく自然に振る舞えることを認識できている」、と解釈できるでしょうか。コーチングにおける自己基盤に通じるものがあります。

1950年から60年にかけて発表されたエリクソンの発達理論は、当時の家族観の影響が強く表れています。今日家族の形態は大きく変化していますから、エリクソンの理論を「決定論」と受けとめるのではなく、本質を捉えつつ柔軟な解釈で臨むことが求められそうですね。


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