私たちは、それぞれ違った個性、人柄を有しています。その個性の違いとは、どの自我状態が強く表れやすいかという傾向です。これらの違いは、フロイトが創始した精神分析の流れを汲み、「子ども時代にその親からどのような育てら方をしたか」に着目して把握していきます。<3つの自我状態>の図表を踏まえ、説明します。
他者に厳しい人
親の自我状態Pのうち、批判的Pが強すぎる人がいます。このタイプの人は、親または親に代わる人から、厳しいしつけや制限を受けていることが多いとされます。批判的Pは、他の人の幼児的な面をオーバーに見てしまいがちです。
自分に厳しい人
他の人から仕事を頼まれると、仕事をたくさん抱えているにもかかわらず、「できません」と言えず、引き受けてしまい後悔するタイプの人がいます。
このような人は、幼いころ、「言われた通りにきちんとやりなさい」「いい子になりなさい」など、親から厳しくしつけられた人が多く、自分の内部で、批判的なPが子どものCを強くコントロールしている状態なので、外から見ると、OKじゃない感じの従順なCの態度が見られます。
PとCの内部対話は、ある程度まで規律や自己管理のために必要ですが、批判的Pが自分のCに対して働きかける声が厳しすぎると、緊張状態に置かれ、責められているような感覚に囚われてしまいます。ことにCの部分に不安定な感情が存在する場合は、この傾向が顕著になってきます。
Pが弱くCだけが強い人
明るく無邪気であったりする自由で自然なC、言われたことはよくやる従順なCなど、OKな印象を感じさせるCが強く出ている若者が増えてきたようです。ただ、ともすると「わがまま勝手」、「周囲の人への配慮が欠けている」という、OKとは逆の態度が強調された人になってしまうことがあります。
こうした自我状態が表れる背景を“共生関係”の視点で捉えてみましょう。
共生関係は、一人の人間の中に、P・A・Cという3つの自我状態が安定して確立されているのかどうか、で捉えます。
幼い子どもは、まだ十分にPやAの自我状態が発達していません。こうした子供が社会に適応していくためには、親のPによって教えられ、保護され、養育される必要があり、さらに親のAによって状況の適切な把握、判断を踏まえた問題の処理に頼らなければなりません。
ところが、子どもが成長しているにもかかわらず、親の子どもに対する視点に変化がない場合は、子どもの健全な発達を阻害してしまうことになります。
子どものためと言いながら、親の価値観を押しつけたり、溺愛のあまり過度に干渉する、といった親と子の関係に見られるのです。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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