「ルビンの壺」で「ゲシュタルト療法」を理解する!
『ゲシュタルト療法―その理論と実際/フレデリック・S. パールズ』の中に次のような一節があります。 人間が自らの欲求を充足させるためには、すなわちゲシュタルトを完結させ、次の関心事へと進むためには、今、自らが何を欲してい...
『ゲシュタルト療法―その理論と実際/フレデリック・S. パールズ』の中に次のような一節があります。 人間が自らの欲求を充足させるためには、すなわちゲシュタルトを完結させ、次の関心事へと進むためには、今、自らが何を欲してい...
『現代に生きるアドラー心理学』の一節です。 全体は各部分の総和とは異なります。例えば同じ長さの三本の平行線を想像してみてください。この配置では、一つの形しか「見る」ことができませんが、この三本で三辺の等しい正三角形やN、...
フランクルは次のような言葉を残しています。 自己実現は目標として設定されるものではなく、私が人間的実存の「自己超越」と呼ぶところのものの副次的結果として生じるものなのです。(中略)自己実現の代表的主張者であるアブラハム・...
フランクルは次のような言葉を残しています。 人間は舞台の上の役者と同じように、人生の中に立っているのだとしましょう。もしこの比喩が正しいとすれば、ここからわれわれは次のことに気づきます。つまり、役者は照明に目をくらまされ...
フランクルは次の言葉を残しています。 人間が幸福を追い求めれば追い求めるほど、ますます彼は幸福を追い払ってしまうのです。このことを理解するには、人間は結局のところ幸福を目標にしているのだという先入観を克服しさえすればいい...
フランクルは次の言葉を残しています。 アルバート・アインシュタインはかつてこう言いました。「自分自身の人生を無意味に思う人は、不幸であるばかりか、生き抜く力も湧いてこない」。実際、人間は何かあるものに向かって生きる場合に...
『現代に生きるアドラー心理学』の一節です。 フィードバックとフィードフォア―ド機構は、特筆すべき二つの心理過程です。フィードバック機構は一般的に恒常性機構をもち、情報を解釈し、それを維持したり、適切に変えたりするために何...
『現代に生きるアドラー心理学』の一節です。 個人心理学の最後の前提は、楽観主義です。フロイトの体系は基本的に悲観主義で、人間性についての前提では、「人は葛藤の中に存在し、自分の内だけでなく他者との間でも葛藤を生じている」...
アドラー心理学を「理論」の枠組みでアプローチする場合、その一つに「自己決定論」があります。アドラー心理学は父性原理の側面も有していますので、決して「優しい心理学」ではありません。その象徴が「自己決定論」です。 ただ、この...
『現代に生きるアドラー心理学』のなかに、次のような記述があります。 アドラー心理学では多様なことができるのです。理論体系を尊重すると共に技術的には折衷主義ですが、後者に関しても、個人心理学の基本的前提に背かないように注意...
今回のキーワード解説は趣を変えてみることにします。「アドラー心理学への批判」です。以前のキーワード解説である「人を理解するとは?」で、『現代に生きるアドラー心理学』のなかの次の記述を引用しました。 一般に科学は、テクノロ...
これまでもアドラーが最も重視する「共同体感覚」について取り上げてきました。「共同体」という言葉そのものは、広く使われる表現であり、かつ平易です。したがって、多くの人がこの言葉に接しても“とまどう”ことはないでしょう。ただ...
アドラーを紹介するWikipediaの中に「後継者育成」の項があります。 アドラーの死後、その教えは多くの者に引き継がれた。オーストリアではカール・フルトミューラー、フェルディナント・ビルンバウム(ドイツ語版)を中心に仕...
今回のタイトルを、「アドラーの」ではなく「アドラー心理学の」としたのには理由があります。「理論」のベースは類型化です。ところがアドラー自身は、ライフスタイルの類型化には消極的でした。というも「ライフスタイルは一人ひとり違...
「眼はすべてを見ることができるが、眼自体を見ることはできない」という言葉は言い得て妙です。生理学者の言葉のようですが、「人はなかなか自分を客観視できない」という箴言ですね。カントと西田幾多郎の言葉を紹介します。 理性はす...