「閉ざされた言語の世界」にとどまるリーダーは能力を失っていく!

グリーンリーフはその著書『サーバントリーダーシップ』の中で「言語体系」について触れています。私たちは「言語」という道具を使って、その「言語」を共有するメンバーの間で情報をやりとりしています。
ただしその「言語」の体系が、閉ざされた空間内だけで交わされるものになっていくと、何が起こるのか? グリーンリーフは、次のように語ります。

多くの人は、首尾一貫したひとつの言語体系に、すべての経験を押し込もうとしている。そうすることで、自分たちの言葉だけの世界を作り上げ、その中でしか存在できなくなり、仲間にも同じ言語世界に住んでもらってその世界を守ろうとするようになるのだ」。
当然、ここからカルト集団が生まれる。カルト集団とは、発展を続ける主流から、このようにして孤立していくグループだ。自分たちだけの閉ざされた言語社会にとどまっているため、彼らは、ほかの人々を導く機会を失ってしまう。誰から見ても有能なリーダーが、こうした閉ざされた言語の世界に囚われ、導く能力を失ってしまうのは大きな悲劇である。

グリーンリーフが提唱する「サーバントリーダーシップ」の内容に接することなく、英語のサーバントリーダーというワードだけを耳にした場合、私たち日本人は何をイメージするでしょうか?

「サーバントって召使いでしょ、そんなリーダーって変なカンジ… 矛盾してない?」と受けとめてしまう人が多いと感じます。英語はそもそも私たち日本人の母国語ではありませんから、「日本語体系」にどっぷりつかったままだと、サーバントリーダーの“本質”を知るチャンスを見逃してしまうことになりそうです。

英語と日本語のニュアンスの違いに触れてみました。もっとも、グリーンリーフの語る「言語体系」とは、国レベルの言語の違いを語っているわけではなく、母国語内でのやりとりの中でも当たり前のように生じてしまう齟齬によって、何が起こってしまうのかを紐解いているのです。

コーチングの“本質”とは「オープンである」ということです。さまざまな現象に対して先入観を排し、虚心に受けとめることです。
そしてコーチングとは「対話」ですから、「言葉」を交換することで成り立つ関係性です。だからこそ、グリーンリーフの言葉の重みをしっかり受けとめる感受性が求められるのです。


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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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