交流分析の<3つの自我状態>…「交流パターン分析」とは?

交流分析の創始者であるエリック・バーンは、<3つの自我状態>という概念を提示しました。人と人のやりとりには3つの基本形があり、その形には、次のような特質があることを明らかにしたのです。それが「交流パターン分析」です。

1. 平行なやりとり

Aさん「この件に関する書類は、どこにしまってありますか?」
Bさん「あそこのキャビネの上から二段目のところにあります」

このような、矢印が平行的に引けるやりとりは、お互いの関係が“期待された通りの関係”にあるやりとりですので、コミュニケーションはスムーズです。健全な人間関係の自然な流れにあるといえます。

2. 交差するやりとり

Aさん「この件に関する書類は、どこにしまってありますか?」
Bさん「あなたはいつもだらしないのね!自分の仕事に必要なものがどこにあるぐらいは、ちゃんと覚えておいてよ!」

Aさんは、ごく普通に、平静に話し出したにもかかわらず、Bさんは批判的Pで、Aさんに応答しています。

3. 隠されたやりとり

Aさん「私の方も忙しかったのですが、あの仕事だけは片づけておきましたから…」(あなたの分までちゃんとやっておいたから、お礼を言ってほしい…)
Bさん(そっけない調子で)「あらそう、どうもありがとう」(なによ、それくらいのことで、恩着せがましい…)

このやりとりでは、一見すると二人の間ではAとAのやりとりが行われているように見えます。ところが、お互いの言葉の裏側では、態度や行動、声の調子などで、別の意味のメッセージが隠されているのです。

相手の反応は自分の自我状態を理解する手がかりとなる

どちらかの人が批判的なPで相手にすると、相手は従順なCになることが多く、また片方の人が保護的なPで相手にすると、相手は自由なCとなって、自分の感情を表現しやすくなる傾向が生じます。

相手の自我状態を把握することは、自分の自我の状態を見つめることにつながります。相手の反応は、自分の自我状態を理解する手がかりになるのです。


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