共有化されているコーチングフローの「基本10ステップ」のスタートは、セットアップです。セッションそのものはまだ始まっていない状況なので、当然クライアントは緊張と同時に期待も抱いています。
セットアップは、クライアントが新しい環境や考え方に「適応、順応するため」のオリエンテーションでもあります。その目的は大きく2つです。
1.コーチングの同意をとる
「ボタンの掛け違い」という言葉を耳にしますが、この同意は、それをなくすべくコーチがクライアントに、「コーチングでできること、できないこと」、そして「クライアントとして取り組んでいただくこと」を説明し、クライアントにそのことを理解、納得してもらうことです。
「最初が肝心」と言われるように、この同意があいまいなままでスタートすると、まさに「ボタンの掛け違い」が起こります。人はまだ経験していない未来については、都合よく解釈しがちです。現実と遊離した期待によって、コーチとクライアントの間に意識のズレが発生し、コーチングが機能しない状況に陥ってしまうこともあります。
これから始まる対話がコーチングであるという同意を双方が確認し合って、コーチングはスタートするのです。
2.信頼関係を築く
コーチングは、相手との信頼関係が形成されていないと機能しません。何でも話せる関係であることが大切です。そのためにコーチは、クライアントに対して、信頼感、安心感、解放感を持ってもらうようにします。
人は、相手に対する警戒心を解くことができると、本音で話せるようになります。クライアントがコーチに対して安心感を抱けば、クライアントは本音で話しやすくなり、コーチはクライアントから、より多くの課題や気づきを引き出すことができます。
またクライアントは、「失敗しても受け入れてもらえる」という安心感から、引き出されたことを「行動」に移すことへのハードルが低くなり、「行動」そのものがウキウキ、ワクワクする楽しい体験となり、より大きな成果をあげることができるようになるのです。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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