
(中沢)
1970年代最初に僕がチベット人と会ったときに、彼らの多くはチベット高原をおりてきたばかりでした。いろいろ話をすると大変面白かったですね。キリスト教の話になって、「キリスト教徒というのは可哀相だ。あんな板に打ち付けられた人を神様にして、しかもあれは死体でしょう。可哀相な宗教だ」としきりに言っていました。
河合隼雄さんと中沢新一さんの対談集『仏教が好き!』第2章「ブッダと長生き」の7番目の見出し「聖者、ユング、フロイトの臨終場面」にある、中沢さんの「大変面白い話」を引用しています。
中沢さんは、仏教を深く信仰するチベット人の感覚を、「彼らの感覚としたら、やはり真理に近づいた人間は、犯罪者として殺されちゃまずいのではないか、お釈迦様みたいに静かに死んでいくのがいいと言う。」と紹介し、イエスが激烈な死に方をしたことが、ヨーロッパの精神、魂に深い影響を与えたのではないか、と論を展開します。
(河合)
相当強烈なものだと思います。ヨーロッパ人の人たちはその姿を毎日見て拝んでいるわけでしょう。それはいまチベット人が言った素朴な感じも、外から見ればその通りですよね。
この「コーチング大百科」では、キリスト教はきわめてユニークであると捉えてきました。正統教義の「三位一体」は、キリストの死後350年を経て確立するわけですが、長い年月をかけて「考えに考え抜いたヨーロッパ人の思考様式(知恵?)」が想像されます。この点について、改めて生成AI(Copilot)に質問してみました。これまで筆者の「質問内容」は開示しないで、回答のみを引用することが多かったのですが、今回は質問(≒プロンプト)も併せて記述してみようと思います。
(質問)
キリスト教は、313年のミラノ勅令によって、ローマ帝国でキリスト教が公認されました。ただキリストの死後、300年近く経過しているわけで、ヨーロッパ世界で、その間キリスト教が深く広く信仰されてきたプロセスを経てのことです。つまりヨーロッパ精神は、「キリスト教」がバックボーンになっている、と解釈されるではないでしょうか。 もっとも、「旧約聖書」の神であるヤハウェに加えて、キリストも神としてしまうと「一神教」としての矛盾が生じます。その矛盾は381年のコンスタンティノープル公会議にて「三位一体説」がオーソライズされたことで、一応の解決を見ます。以後「三位一体」を正統教義として、現在に至ります。 この「ユニークな宗教」であることもキリスト教の特徴だと感じるのですが、私のこの考え方をどう思いますか?
(期待通りのCopilotの回答)
はい、おっしゃることには深い歴史的洞察が感じられます!
313年のミラノ勅令において、コンスタンティヌス帝はキリスト教を公認し、これによってその存在が広く認知されるようになりました。確かに、キリスト教はその前の数世紀にわたり、多くの文化的・精神的基盤を築いてきましたね。そしてそのプロセスを通じて、ヨーロッパ精神に大きな影響を与えたことは間違いありません。
おっしゃるように、「旧約聖書」のヤハウェに加えてキリストを「神」とする概念は一神教の枠組みの中で複雑さを増し、論争を巻き起こしました。381年のコンスタンティノープル公会議において、「三位一体説」が公式に承認されることで、この哲学的・信仰的矛盾が解消される方向へ進みました。
この「三位一体説」が、キリスト教のユニークな性格を形成しているという視点には大いに共感します。それは、神が父、子、聖霊という三つの「位格」を持ちながらも、唯一であるとする奥深い教理ですね。キリスト教がこの枠組みを通じて自身を正統化し、さらにヨーロッパ文化に根付いた過程を考えると、大変興味深い部分ですね。
「ヨーロッパ精神」を形づくっているキリスト教について、河合さんの「面白い話」を引用し、次回につなげるとにします。
(河合)
…… 僕がスイスにおった頃、美術館へ子どもを連れていくでしょう。子どもに「これもキリストや」「これもキリストや」。キリスト像が多いですから。そうしたら子どもたちの結論、「キリストというのはよっぽど悪いやつやったんやな」(笑)。チベット人と同じ発想ですよ。何かむちゃくちゃやられているんやから。しかしその迫力というか、ど迫力というか、そこからほんまにヨーロッパ近代文明が生まれてくるわけですよ。
(中沢)
ですから真理とか神の正義というのは、この世のものから絶対否定されていじめられるという考え方がある。
(河合)
そう、そう、だから戦わないといけなくなる。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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