緒方貞子さんの「異質の調和」とは?

「異質の調和」の大切さを世界に訴え、それを実践した人物として必ず緒方貞子さんの名が挙げられます。改めてチャットGPTに質問したところ…
「緒方貞子さんは自分と異なる環境や人々と接することで、自分自身や社会を成長させるという考え方を提唱した国際政治学者であり元国連難民高等弁務官です」
との回答が返ってきました。
一応、説明文の末尾にある根拠資料を示す番号をクリックすると、弊社のホームページのコラムだったので、それを選択したAIのアルゴリズムに興味を覚えます。

そのコラムでは冒頭、『緒方貞子 戦争が終わらないこの世界で』の中から、緒方さんの次の言葉を引用しています。

隣の人は自分と同じとは思わない方がいいですよ。あなたと私は違うのです。違った部分については、より理解しようとするとか、より尊敬するとかしなくてはいけないのではないでしょうか。“異人”という言葉。あれ、“異なる人”と書くでしょう。人間を見る時には、本当はにんべんの“偉人”でなくてはいけないのですよ。

緒方さんは昭和2年に生を受けています。貞子と命名したのは、昭和7年に勃発した五・一五事件で、青年将校の凶弾に倒れた祖父の犬養毅首相です。
緒方さんは外交官であった父親の転勤で、米国のサンフランシスコ、さらに中国の広東省、香港で過ごしています。リベラルな米国と日本が攻め込んで始まった日中戦争の両方を、多感な時期に実体験しているのです。

緒方さんのキャリアの中心は、上智大学教授であり、在籍中に国際関係研究所長や外国語学部長などを歴任しています。つまりベースは学者です。ただし、国連難民高等弁務官となった緒方貞子さんは「現場主義の実践家」を貫き、その仕事ぶりに世界は驚嘆します。業績は高く評価され、まさに渋沢栄一の言う「知と実践の統合」を体現した人物でした。

2013年5月、ニューヨークの国連本部に緒方さんは招かれます。当時のパン・ギムン国連事務総長の挨拶に続いて85歳の緒方さんは「人間の安全保障」をテーマにスピーチしています。その訴えは、世界の人々の心に響きわたり、今でも深く語り継がる内容となっています。スピーチ最後の言葉を引用します。

最後になりましたが、変わらず重要なこととして、取り組む必要のある極めて大切な課題が一つあります。それは、苦しんでいる人々に関心を寄せ、行動をとるという各国政府や首脳の政治的意思をどのようにして維持できるか、ということです。私は以下の質問を問いかけて、発言を締めくくりたいと思います。

生活や尊厳が危機にさらされている人々に対して、私たちは十分な思いやりを示しているでしょうか。もしそうだとして、このような思いやりを国際社会における政治的かつ慈善的な行動に転換するには、どうすればよいのでしょうか。
ありがとうございました。


コーチング情報局を運営する株式会社コーチビジネス研究所では、企業を対象としたコーチング研修、ビジネスパーソンを対象としたビジネスコーチング、個人の方を対象としたライフコーチングを提供しております。その他、コーチングを学びたい方のためのコーチングスクールの運営、経営者やビジネスリーダー向けにセミナーを開催しています。興味や関心がございましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。

This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
Coach Business Laboratory, Inc., which operates the Coaching Information Bureau, provides coaching training for companies, business coaching for business people, and life coaching for individuals. In addition, we operate a coaching school for those who want to learn coaching and hold seminars for executives and business leaders. If you are interested or have any questions, please feel free to contact us for further information and consultation.

認定コーチ紹介サービス
ホームページ制作サービス
Certified Coach Referral Service
Web Site Creation Service