コーチングは1回あたり30~60分程度のセッションを数カ月にわたり継続的に行うのが一般的です。コーチングの流れ、セッションについては、コーチングの効果が最大限発揮されるコーチングフローが共有されています。それを具体化したのが、「コーチングの基本10ステップ」です。
ただしコーチングは、一人ひとり異なるクライアントとの共同作業ですから、守秘義務告知などの必須項目は別として、この流れとは異なる展開も生じます。つまり「基本10ステップありき」ではなく、コーチングが機能した多くのセッションを分析した結果、「基本10ステップ」の要素が組み込まれ、フロー通りに展開していた、ということなのです。
すぐれたプロコーチとは、この「基本」をしっかり取り込み、その上で個性あふれるクライアントに寄り添い、柔軟にセッションを展開する能力を有する専門家のことです。
1.セットアップ
「場」をつくる、ラポール(親密な関係性)を築く、守秘義務告知、アイスブレイク
2.テーマを設定する
クライアント自ら設定するのが基本、真のテーマであるかどうかに着目
3.セッションのゴールを決める
曖昧にしないことが重要、お互いが腹落ちするまで確認し合う
(振り返り)
4.ありたい姿(目標)を質問し聴く
具体的にイメージしてもらう、期限を決める、ワクワク感の醸成
5.現状を確認する
スタート地点の「見える化」、“足りないもの”と“あるもの”の理解
「現状が繰り返される本質的な要因」を探っていく
(振り返り)
6.目標と現状のGAP(ギャップ)を埋める
「アイデア(選択肢・可能性)」を広げる、原因は自分にあることに気づいてもらう
「意味づけ」を変える、「リソース(強み、体験・経験、人脈など)」を探る
「モデリング(尊敬する人、ライバルなど)」をイメージしてもらう
「制約(時間、お金、人、スキル、行動、場所など)」を外してみる
(振り返り&まとめ)
7.「行動」の明確化と決定
優先順位を定めクライアントが自ら決定する
<優先順位の3要素>
① 効果の高い順、または費用対効果
② 難易度(取り組みやすい順)
③ パッション(意欲)
8.フューチャーペーシング
未来に対するイメージを具体化し目標達成した状態に身を置く(明確な想像)ことで戦略的に行動できるようになる、成功した際のワクワク感に浸る
9.コミットメント
コーチへの約束、行動変容の肝であり達成を前提とするスモールステップに留意、
行動を経てコーチへ報告するよう告げる…報告にコーチは承認で応える
10.振り返りと次回へのアポイント
コーチングの継続と定着のために、セッションを終えて成果(成果がない場合も)を話してもらう、コーチからクライアントにフィードバックする、次回のアポイント
コーチング情報局を運営する株式会社コーチビジネス研究所では、企業を対象としたコーチング研修、ビジネスパーソンを対象としたビジネスコーチング、個人の方を対象としたライフコーチングを提供しております。その他、コーチングを学びたい方のためのコーチングスクールの運営、経営者やビジネスリーダー向けにセミナーを開催しています。興味や関心がございましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。
This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
Coach Business Laboratory, Inc., which operates the Coaching Information Bureau, provides coaching training for companies, business coaching for business people, and life coaching for individuals. In addition, we operate a coaching school for those who want to learn coaching and hold seminars for executives and business leaders. If you are interested or have any questions, please feel free to contact us for further information and consultation.