「神話」は普遍的無意識から届けられたプレゼントかもしれない…
コーチングセッションで起こる「気づき」は、無意識として意識されていない概念が、コーチとの対話によって、意識として浮上してきたタイミングで生じる、と捉えることが可能です。この無意識については。これまでCBLコーチング情報局...
コーチングセッションで起こる「気づき」は、無意識として意識されていない概念が、コーチとの対話によって、意識として浮上してきたタイミングで生じる、と捉えることが可能です。この無意識については。これまでCBLコーチング情報局...
カウンセリングには、「対決」という表現も登場します。この言葉を通常用いる場合、「喧嘩」や「勝負する」といった、激しいイメージが喚起されるようにも感じます。ただし、カウンセリングのキーワードとして用いる場合は、もっと深い意...
コンプレックスについては、フロイト、アドラー、そして前回の「言語連想検査」によってコンプレックスの存在を見出したユングなど、臨床心理学者にとっての重要なテーマとなっています。コンプレックスは「防衛機制」を発動させます。フ...
前回のキーワード解説で、ユングが連想実験によってコンプレックスの存在を見出したことに触れています。正式には「言語連想検査」として、ユングの学術的業績の一つに数えられています。 この検査は、被験者に100個の単語(刺激語)...
「自我」については、これまでも多く取り上げてきました。今回は、ユングが「自我とコンプレックス」のかかわりを、どのように把握しているのか、『<心理療法コレクションⅠ>ユング心理学入門』で、河合隼雄さんが解説しているところを...
黒船の来航によって眠りを覚まされた日本は、主体的というより日本内部の圧搾空気が破裂するように開国を選び、そして明治維新となります。西洋社会との「文明」の遅れを痛感した日本は、以降懸命に「西洋科学」の輸入に邁進し、内部化に...
『<心理療法コレクションⅡ>カウンセリングの実際』の最終第8章のタイトルは「カウンセラーの仕事」です。人に関わる専門職の意義を総括する内容であり、河合隼雄さんの言葉は、コーチングにそのままつながっています。改めて「コーチ...
『<心理療法コレクションⅡ>カウンセリングの実際』のなかで、「プロのカウンセラーとは?」に関して、河合隼雄さんは「簡単な言い方をしますと」と前置きし、次のように語ります。 つまり、簡単な言い方をしますと、クライアントがそ...
河合隼雄さんが『<心理療法コレクションⅡ>カウンセリングの実際』で語る「中断」を、前回に引き続き紹介してみようと思います。 プロコーチが実践を続けていくなかで経験する「中断」を、どう捉え、どう受けとめていけばよいのか… ...
前回取り上げたのは「中断」でした。カウンセリングのクライアントは、精神的な重い悩みを抱えているのが一般的であり、「セッション継続」が最大のテーマになることも多いのです。ですから河合隼雄さんは「中断」に関して、多くの紙幅を...
コーチングは、クライアントとコーチの間で契約を交わし、合意が形成され、セッションが開始されます。期間は様々ですが、それでも途中で中断せざるを得ない状況も発生します。今回のキーワード解説は、『<心理療法コレクションⅡ>カウ...
前回は、コーチングとは大きく異なるカウンセリングのクライアント像を取り上げました。希死念慮、自殺念慮にあるクライアントです。『<心理療法コレクションⅡ>カウンセリングの実際』からの引用です。「相手の言うことを無条件に聴け...
ユング派心理学者の河合さんが、他学派のなかで多くの言葉で解説するのはロジャーズです。ユングは、初期フロイトに傾倒しながら、医者としてのスタンスを崩さないフロイトに対して疑問を持つようになります。つまりフロイトの精神分析は...
CBLコーチング情報局は、「コーチングはリベラルアーツである」と捉え、解説を展開しています。前回、河合隼雄さんが、カウンセラーのことを「音楽の指揮者に似ている点がある」と。メタファーを駆使して解説していることを取り上げま...
河合隼雄さんは『<心理療法コレクションⅡ>カウンセリングの実際』の中で、カウンセラーを音楽の指揮者に似ていると指摘します。まさにコーチングのコーチも同様であることが腑に落ちてきますね。 私はカウンセラーというのは音楽の指...