「母―息子モデル」はエイジズムにもつながっていく視点である!
前回まで、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』にある、外国のファンタジーを取り上げてきましたが、今回は日本の小説です。河合さんは安岡章太郎さんの『ソウタと犬と』を引用します。「ソウタとは人間だろう」と...
前回まで、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』にある、外国のファンタジーを取り上げてきましたが、今回は日本の小説です。河合さんは安岡章太郎さんの『ソウタと犬と』を引用します。「ソウタとは人間だろう」と...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』で、老人をテーマにファンタジーについて語ってきた河合隼雄さんは、「これまでに述べたのは男の老人の話であった。最後には女の老人の話を取りあげることにしたい」と、209ページから『ト...
『モモ』については「モモと老人」に続いて、「時間の意味」の見出しで、河合隼雄さんは解説を進めます。『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の205ページです。 モモとベッポの幸福な時間は残念ながら長続きしなかった。「時...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は、世界中の「昔話」「小説」が豊富に取り上げられています。今回は、河合隼雄さんが202ページから「老人と少女」のタイトルで語りを進める「モモと老人」です。ミヒャエル・エンデの『モ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の191ページから「ファンタジーの意味」が展開されます。河合隼雄さんは、『ユング自伝』の中の、牡牛の角をつけた老人が登場するユングが見た夢を紹介します。 ユングはこの老人にフィレ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の188ページからの見出しは「老人と現代」です。高齢化が顕著に進む日本は高齢者(65歳以上)の割合が不可逆的に増加する状況にあります。世代間対立はどの時代でも存在しましたが、老人...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の126ページからの見出しは「全体性」です。CBLコーチング情報局では、この「全体性」というキーワードについて、語っていますが、「自我=意識」を軸に展開する河合隼雄さんのアプロー...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の82ページから始まる「元型としての老若男女」のなかで河合隼雄さんは、子どもが親に暴力をふるう「悲劇」がなぜ起こってしまうのか? その考察を「宗教の世界が縮小され、日常の世界が肥...
今回のキーワードは、『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』のなかの「死の体験」です。本のタイトルにも通じるテーマですが、河合隼雄さんは「蘇生術の発達」によって、この分野での研究が広がっていったことをコメントします。 ...
今回のキーワードは、『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』のなかの「イニシエーションの喪失」です。河合隼雄さんは定義から解説をスタートします。 近代になって、このイニシエーションは喪失していくわけですが、その理由を河...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は「自我」について、河合隼雄さんはユングがそれに加えて「自己(self)」という概念を提示したことを解説します。 自我が確立するためには、それはそれなりに統合性を持たねばならない...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「古人の知恵」は、『論語』に続いて、ヒンドゥーの『四住期』を取り上げます。まずは、河合さんが学生期、家住期、林住期、遁世期の4つの期間の内容を説明する、最初の箇所のみを引用しま...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「古人の知恵」の冒頭で、河合さんは『グリム童話』が、年老いることに対して、冷たい目を向けていることを語っています。その次には、「タルムード」の『箴言』のなかの「人生の年表」が、...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は「序説」のあと、「生と死の間」という大きな章のなかで、「1 ライフサイクル」「2 元型としての老若男女」「3 老いの神話学」「4 老夫婦の世界」「5 ファンタジーの世界」の5つ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の「序説」で、河合さんはフロイト派のエリクソンがユングの考えを取り入れたことを語っています。 フロイト派のエリクソンがユングの考えも取り入れて、人生全体を視野に入れたライフサイク...