カリスマがキリスト教の「神の賜物」に由来することから、超自然的な力、非日常的な力を有する特別な資質、としてカリスマを捉える向きが一般的でしょう。
したがって、「カリスマ型リーダー」と聞くと、「たぐいまれな資質を有する特別のリーダー」と受けとめてしまうかもしれません。
リーダーシップ理論にも「カリスマ型リーダー」という研究分野が存在します。
古くは、M.ウェーバーによる「リーダーの支配力、権限の正当性を証明する根拠」として、3つ挙げた中の一つが「カリスマ的正当性」です。ちなみに他の2つは、「伝統的正当性」「合法的正当性」です。
今日のリーダーシップ論としては、俗にいうカリスマとは異なり、「フォロワーからの信頼を受け、認知されることでカリスマ型リーダーになりうる」、と再定義されています。
「きわめて高水準の自己信頼と部下からの信頼があることで、リーダーは部下を目標に導くことが可能である」と、R.ハウスは主張しています。
では、「何をもってそのリーダーはカリスマとして認知されるのか?」が問われる訳ですが、J.コンガーとR.カヌンゴが発表した研究に、そのことが示されています。
カリスマと認知されるための具体的な行動
- 戦略ビジョンを打ち出す
- 環境変化を察知する
- 型にとらわれない行動
- リスクを甘受する
- フォロワーの感情を察知する
- 現状にとどまらない
これらが、カリスマと認知されるために重要である、として特にビジョンを重視します。
カリスマ型リーダーシップは、1980年代以降、リーダーシップ研究の主流を占めるようになる「変革型リーダーシップ」の先駆けとなる理論です。いずれもが「リーダーの掲げるビジョン」を重視します。
「生産性や効率をいかに高めていくか」がテーマの中心であったリーダーシップ研究が、「組織改革」「フォロワーの意識改革」こそが、リーダーシップに求められる重要なファクターである…という焦点のシフトがその背景にあるのです。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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