ノーベル化学賞受賞の硤合憲三さんは「Being」の人です

「巨人の肩の上に乗る」。科学の世界でしばしば耳にするこの隠喩は、かのニュートンが使ったことで広まったという。先人の偉業をもとに新たな発見が生まれるという意味だ。2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんも本紙「私の履歴書」で紹介していた。

本日10月9日(金)の日本経済新聞1面『春秋』の冒頭7行を引用しました。朝日、読売、毎日の各紙も同様に、多くの日本人が興味関心を共有する「その時のテーマ」を取り上げ、1面のコラムに健筆を揮います。東京理科大学名誉教授の硤合憲三さんのノーベル化学賞受賞を称えるこの『春秋』は、まさにベストチョイスのトピックですね。

日経新聞はコラム『春秋』の“つかみ”として「巨人の肩の上に乗る」を使っています。私もこのメタファーはとても好きで「コラム」、そしてこの「コーチング大百科」でしばしば取り上げています。ちなみに、コーチング大百科のサイト内検索欄に「巨人の肩の上」と入力すると7つヒットしました。その中の<「巨人の肩の上」に乗せられているからこそ成長し続けることができる!(2023年3月22日公開)>と、コラムの<「巨人の肩に立つ」に触発を受けての「リスキリング」、そして「コーチングのスキル」を語り合う1on1ミーティングです!(2022年10月31日)>を紹介させていただきます。一読いただくと幸甚です。

硤合さんは広島市の出身です。私も広島で生まれ育った人間ですから、嬉しくなりました。大学は東大です。ということは広島の優秀な進学校に在籍していたことが想像されます。調べてみると、広島大学付属高校でした。蛇足を承知の上で、書かせていただくと、私は中学受験で同校を受け、見事に(?)すべっています。

余計なことはともかく、「巨人の肩の上」に戻すと、『春秋』の字数は500字と少ないので、この意味については、「先人の偉業をもとに新たな発見が生まれる」と、さらりとだけ触れています。簡潔な記述で、まさにその通りなのですが、なぜ「肩の上」なのかは書かれていません。このメタファーは、ニュートンが使ったとありますが、Wikipediaによると、その原典は12世紀頃まで遡るようです。コラムで引用した箇所を一部再掲します。

賢者答えて曰く、「矮人と巨人、いずれが遠くまで見渡せるか。無論、目が矮人よりも高くに位置する巨人である。しかし矮人が巨人の肩の上に乗せられたならば、いずれが遠くまで見渡せるか。 … つまり我々もまた、巨人の肩にまたがった矮人である。我々は彼らの知識から学び、さらに先へと進む。彼らの知識により我々はより多くを学び、言うべきことを言えるようになるが、これは我々が彼らよりも優れているからではない。」

「その通りだなあ~」と、実感させられます。

ノーベル賞受賞というビッグイベントであったこともあり、本日の朝はコメダに向かいました。なぜかというと、モーニングサービス朝食セットをオーダーすれば、550円のみで日経、朝日、毎日、読売の4紙すべてに目を通すことができるからです(これまた蛇足ですが)。2時間たっぷりの時間を費やし、隅々まで読み込んでみました。
全国4紙が取り上げる硤合さんのお人柄には、等しく齟齬が感じられないので、そこから「Beingそのまま」の人であることが伝わってきます。読売新聞は、インタビューで「座右の銘は?」と、訊いています。硤合さんは、しばし考えたようです。答えは「ない」とのこと。その回答にも「いいなあ~」と、広島出身の私は感じています。


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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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