
(編集者)
お母さんが怖い怖いっていうのは、お母さんがすごく鬼気迫る感じの雰囲気になるのが怖かったんですか。
(吉本)
鬼気迫る感じじゃなくて、とにかく怖いんだよね。
(ハルノ)
とにかく圧がすごいみたいな。
(吉本)
あの力を発電とかに活かしたらすごい電気ができそう(笑)。
(ハルノ)
だっちゃ、みたいなやつ(笑)。
(吉本)
そう。ラムだっちゃ、バリバリ。
吉本隆明さんの長女で漫画家のハルノ宵子さん執筆の『隆明だもの』にある「ハルノ宵子×吉本ばなな…姉妹対談」の5番目の見出し「だんだん母が怖くなる」の始まりを引用しています。ハルノさんが「だっちゃ」と言うと、ばななさんがすかさず「ラムだっちゃ」と応えた。
これは母親の「怖さ」を、「笑いに変えて」語り合っているわけですが、この後で、ばななさんが「ごめんね、お母さん」と、天国にいる母親に詫びているのも、なんだかいいなあ…と思いつつ、筆者は文字を追っています。蛇足を承知で「ラムだっちゃ、バリバリ」の含意を補足します。
「だっちゃ」 は、高橋留美子さん原作の漫画、『うる星やつら』のヒロイン・ラムちゃんの語尾です。「バリバリ」 は、ラムちゃんが怒ったときに放つ電撃の擬音でオノマトペ。母親の「圧」や「迫力」を「ラムちゃん」のメタファーで姉妹は共有します(盛り上がっている!)。
『うる星やつら』のアニメ放映は1980年代です。ハルノさんとばななさんは、その空気を浴びて育っていますから、「阿吽(あうん)の呼吸」ですね(笑)。。
脱線しました。長女のハルノさんはばななさんより7歳年上。その中身は、「長女」は長女であり、「次女」は次女だなあ…と、感じ入っています。アドラーも指摘しているように、姉妹兄弟の関係は、ある程度普遍化できそうですね。
次女のばななさんは、早々に家を出て独立しています。ハルノさんは笑いながら「逃げやがった」と、ばななさんを称します。ハルノさんが京都の大学に通っていた頃を思い出して、ばななさんは次のような逸話を語ってくれました。
(吉本)
遊びに行きました。面倒を見てくれて、神のように優しい姉でした。
(ハルノ)
甲子園に行ったりもしたよね。
(吉本)
だって、20歳前後の頃に中学生の妹とその友だちが来てラーメンとか食べまくってたら、お金なくなっちゃうじゃないですか。親も少しは出したと思うけど、普通だったらもっと節約しようと思うのに、姉は親切だなと思いましたよ。
今回の最後に、ハルノさんの「長女ぶり」が現れているところを引用します。姉妹兄弟っていいですよね。
(吉本)
そうだ。姉と母は友だちっぽかったからだ。
(ハルノ)
そうなんですよね。だからたぶん、その引力圏から抜け出せなかったんだと思います。
(吉本)
生涯抜け出すことはなかった。
(ハルノ)
80歳以上は国の宝だと思いますが、母が80を超えてからは、もう私も諦めて開き直って。
(吉本)
開き直ってどうなるの? 意地悪くなるの?
(ハルノ)
開き直っていろいろ意地悪も言ったし、私、お母ちゃんにこういうことしか言われてこなかったからねとか言って。
(吉本)
お母さんに対してちゃんと会話で反撃してた。
(ハルノ)
と言いつつ、ちゃんと母親の面倒を見ていましたよ。
(吉本)
ずっと仲よかったですよ。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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