社会の側から企業を見ると、社会に奉仕し幸せにしてくれる企業に対して、「幸せにしてもらった対価」として、お金を支払います。昔から日本の商人道では、「三方よし」の考え方が継承されてきました。この「売り手よし、買い手よし、世間よし」と言われる“よし”とは、「幸せになってよかった」と解釈できます。
お客様は、より幸せな生活を求めて、より良い商品やサービスを手に入れます。その結果、企業側も売上が上がり、利潤が回ってきて、幸せになるというわけです。「最も人を幸せにする企業（幸せ創造企業）が、最も幸せになる」ということです。
もう一つ別の観点から見てみると、「経営とは、あるものの価値を最大限に発揮させ、最高の成果を上げること」であり、まさに「いのち輝かす経営」です。企業が持っているさまざまな価値を、状況に合わせて最大限に発揮させることで、いろいろな成果に結びつけていくことです。
その成果は3つあります。
- 財務的価値 → 利潤
- 幸福的価値 → 社員のやりがい、働きがい、幸福感
- 社徳的価値 → 人世のためにどれだけ尽くしたかという社会への貢献
こうした優れた成果を出していくためには、企業内の「今ある価値を発掘し発揮させる」ことです。企業内にある価値とは、のれんやブランドであり、商品やサービスであり、それを生み出す製造装置や技術、社員の意欲や能力であったりします。組織集団が醸し出す社風や風土も大切な企業価値です。
これらは、その企業の特性や強みとも言えます。それら同士をどう発揮させ、社会への貢献として、どのように活用していくか、ということが大切なのです。
経営とは、それがどのような形態であったとしても、必ず社会と関わる営為なのです。経営のトップはもちろんのこと、組織を構成する人すべてがそのことを自覚し、戦略眼をもち、戦略と一体となった戦術を展開していくことが求められます。
その核こそ「利益は社会に貢献したご褒美である！」という“経営の真理”に見出されるのです。
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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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