河合隼雄さんは、白洲正子さんの「冥界往還」に心を打たれます
河合隼雄さんの『大人の友情』の17話目から、12の大きなカテゴリーで構成された5番目のテーマ「友人の死」に移行します。河合さんが亡くなれた2年後の、2009年5月から2010年3月にかけて、河合さんの業績(学術系出版物)...
河合隼雄さんの『大人の友情』の17話目から、12の大きなカテゴリーで構成された5番目のテーマ「友人の死」に移行します。河合さんが亡くなれた2年後の、2009年5月から2010年3月にかけて、河合さんの業績(学術系出版物)...
河合隼雄さんの『大人の友情』の16話目のタイトルは「一人立ちの友情」です。内容は、13話~15話を振り返り、総括しています。このエッセイは、次の言葉から始まります。 既にあげた中学生の友人関係のように、それによって互いが...
河合隼雄さんの『大人の友情』の15話目のタイトルは「一心同体の危険」です。これは、大きなテーマである「友人の出世を喜べるか」のなかに含まれるエッセイですが、「一心同体」という言葉について、河合さんは余程こだわりがあるので...
河合隼雄さんの『大人の友情』の大きな4番目のテーマである「友人の出世を喜べるか」の2話目は「友が憂いに我は泣く」です。前半で、「『源氏物語』には友情についてのいろいろなエピソードがある」と触れ、都落ちし、明石に身を引いて...
河合隼雄さんの『大人の友情』の13話目から、12の大きなカテゴリーで構成された4番目のテーマ「友人の出世を喜べるか」に移行します。一つ前は「男女間に友情は成立するか」でした。「性愛と友情の関係」を、分析し終えた河合さんの...
河合隼雄さんの『大人の友情』の「男女の友情は成立するか」は、いよいよ「起承転結」の「結」を迎えます。「異性間の友情」をタイトルとして、離婚した夫婦の間に生じる「大人の素敵な関係」から、河合さんの語りがスタートします。 夫...
河合隼雄さんの『大人の友情』を取り上げ、解説を進めています。前々回は、大きなテーマの「男女の友情は成立するか」の1話目である「友情を破るもの」、そして前回が、2話目となる「恋愛の強さ」です。「起承転結」の前半…「起」と「...
河合隼雄さんの『大人の友情』を解説しています。その中の「男女間に友情は成立するか」というテーマは、多くの人が、その長い人生において、一度(あるいは複数回)は考え込む体験を伴っていると思います。その真っただ中に置かれた時、...
河合隼雄さんの『大人の友情』の9話目から、12の大きなカテゴリーで構成された3番目のテーマ「男女間に友情は成立するか」に移行し、4つのエッセイが配されています。小説に限らず、男女の関係(親密な)を描く場合、「恋愛」がどう...
河合隼雄さんの『大人の友情』の8話目は、「やさしさ」です。筆者は「やさしさ」と聞くと、米国の小説家であるレイモンド・チャンドラーが生み出したフィリップ・マーロウ(私立探偵)の言葉である、「タフでなければ生きていけない。や...
河合隼雄さんの『大人の友情』の7話目は、「友人間の距離」です。このエッセイは、河合さんの思いが強く出ている印象です。他の「話」と比べてページ数も多く、1992年刊の『こころの処方箋』で登場した「青山二郎」のことが、より詳...
河合隼雄さんの『大人の友情』の6話目は、「認めてくれる」です。CBLコーチング情報局は。コーチングを語ることですから、このタイトルから「承認」という言葉をすぐにイメージしました。河合さんは臨床心理学者であり、カウンセラー...
河合隼雄さんの『大人の友情』の5話目から、12の大きなカテゴリーで構成された2番目の「友情を支えるもの」に移行します。その5話目のタイトルは「賢い人には友がいない」です。その話題に入る前に、河合さんは次のような「前フリ」...
河合隼雄さんの『大人の友情』の4話目は「これからはボクが友人に」です。この最晩年のエッセイ(70代半ば)は、河合さんが昔を振り返り、その時、高まった感性が、今訪れているかのような語りで、人生の来し方が綴られています。前回...
河合隼雄さんの『大人の友情』の3話目は「類は友を呼ぶ」です。前回のタイトルは「馬が合う、虫が好かない」でした。ただ、エッセイの内容は、「虫」から始まり「虫」で終わっており、「馬」は最初だけの登場でした。この3話目は、それ...