子どもが“ギリギリの状態”に追い詰められたとき…最後の砦は「親」です!

(吉本)
最近、母の過去のいろいろが出てきたんです。言わないほうがいいのか。
(ハルノ)
言ってもいいんじゃない?
(吉本)
うちの母は父と結婚する前に他の人と結婚していて、父はその人と友だちだったから、友だちから奥さんを奪ってしまったと言って、生涯結構悩んでたよね。
(ハルノ)
生涯悩んでた。いろいろ書いたりもしてたし。
(吉本)
なので、その方(Aさん)がその後どうなったんだろうとは話していたんですよね。再婚しているかもわからなかったんですよ。そうしたら最近、Aさんの息子さんという人から連絡がきたんです。父が死ぬとき初めて、かつてうちの母と結婚していたということがわかった。「吉本さんも僕もその離婚がなければ生まれなかったんですよ」とおっしゃっていて、きっと、良い人だろうと思って会ってみたんです。

河合隼雄さんと吉本ばななさんの対談を収めた『なるほどの対話』の第1章(対談)と第2章(往復書簡)を丁寧に読み込み、ここまで33回ほど取り上げています。初回は、12月30日に公開した<“真にすごい人”は、忖度・マウントゼロの「独自の世界」を築いている!?>でした。

今回より第3章(対談)の「仕事のこと、時代のこと、これからの二人のこと」に入っていくと、少し前に予告しています。最初の見出しは「存在を認める」です。続いて「家族再考」と展開し、お二人は「家族」を語ります。ただ筆者は、「少し物足りないなあ…」という想いがきざしたのですね。特に、ばななさんについては「奥歯にものが挟まったような“言い回し”」が感じられます。紹介してみましょう。

(吉本)
きょうだい関係が世知辛かったから(笑)。いや、そんなことないです。生き馬の目を抜くような、家庭環境だったから(笑)。そんなことないんですけれど。私の場合は、「小説を書く」という目標があったからでしょうね。
(河合)
すごいね、それは。すごいことですよ。

ばななさんは、少し茶化しながら「吉本家」を語っています。河合さんは少し前に、「存在を認められていることが大切なんです」と、言葉にしています。対話はテンポよく進んでいくので、河合さんは「その理由」に触れていません。筆者なりに紐解くと……

どのような家族の関係で育ったのか。「優しい親」とか「厳しい親」といった、表層的な見方ではなく、子どもが“ギリギリの状態”に追い詰められたとき、最後の砦として「親は自分を認めてくれている」と、子どもが感じられる(意識・無意識を問わず)家庭環境であったならば、その子どもは自らの力で「自立」していく。……
という含意だと受けとめました。

この時、ばななさんは37歳。グローバルの読者を獲得し、世界的作家としての評価を確立した頃です。そのばななさんは、自分の家族の「ありよう」については、「ちょっとオブラートに包んでいる」。そのようなことを考えつつ、紹介したくなったのが、冒頭の引用です。

(吉本)は「吉本家」次女吉本ばななさん、(ハルノ)は長女のハルノ宵子さん(漫画家)です。ばななさんは58歳。『なるほどの対話』の時から20年以上が経過しています。2023年12月15日に出版されたハルノ宵子さん執筆『隆明だもの』の後半に収められている「姉妹対談…ハルノ宵子×吉本ばなな」です。
筆者は2刷(2024年1月20日)を手に取って読んだですが……驚きました、というか「度肝を抜かれ」ました。その“感動”もあって、1月6日に<『隆明だもの』は、ガールズトークがさく裂している(失礼!)>、翌7日には<『隆明だもの』の書評を、生成AIとのコラボレーションでつくってみた!>のタイトルを付し、公開しています。
その際は、『隆明だもの』を具体的に取り上げていません。ただ…どこかのタイミングで「紹介したいなあ(詳細に)」と思っていたので、「今がチャンスだ」と理由付けし(笑)、次回よりしばらく取り上げてみることにします。1月6日に書いた内容を一部再掲し、今回を終えることにしましょう。

「初の姉妹対談(語りおろし)」は、173~249ページに収録されています。その内容は…「ガールズトークがさく裂している!」のですね。「驚嘆」とは、その意味です。もっとも「ガールズトーク」は、ジェンダー的には「ご法度」かもしれません。それでも「そのように」表現させていただきます(失礼!)。


コーチング情報局を運営する株式会社コーチビジネス研究所では、企業を対象としたコーチング研修、ビジネスパーソンを対象としたビジネスコーチング、個人の方を対象としたライフコーチングを提供しております。その他、コーチングを学びたい方のためのコーチングスクールの運営、経営者やビジネスリーダー向けにセミナーを開催しています。興味や関心がございましたら、お気軽にご相談・お問い合わせください。

This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
Coach Business Laboratory, Inc., which operates the Coaching Information Bureau, provides coaching training for companies, business coaching for business people, and life coaching for individuals. In addition, we operate a coaching school for those who want to learn coaching and hold seminars for executives and business leaders. If you are interested or have any questions, please feel free to contact us for further information and consultation.

認定コーチ紹介サービス
ホームページ制作サービス
Certified Coach Referral Service
Web Site Creation Service