「質問」のスキル ~ 視点の時間軸を変える質問

人は、さまざまな経験により今という自分が存在していることを認識し、その影響を受けて今後の行動を選択していこうとするのが一般です。
ただし同様な経験をした人が、その経験からつかみ取る価値観はさまざまであり、以後の行動を縛ったり、あるいはその経験を活かすことなく、同じ過ちを繰り返してしまう、ということが往々にしてあります。

コーチングの根本は未来志向です。クライアントが「ありたい未来」にしっかり歩を進めていけるよう、視点の時間軸を変える質問によって、クライアントの自律的な行動を促していくのです。
時間軸は「未来から」と「過去から」の2つの視点で捉えていきます。

未来からの視点に立つ

自分が「将来ありたい」状態にいるとして、そこから現在を振り返ります。
(質問例)
「5年後にはどうなっていたいですか?」
「30年後の自分から今の自分に声をかけるとしたら、何て言いますか?」
「その問題をそのままにしておくと、将来何が起きそうですか?」
「では、いつ頃までに対処したらよいと思いますか?」
「あなたが望む結果を得るために、今やる必要があることは何でしょう?」
「やめた方がいい習慣で思いつくことはありますか?」

過去からの視点に立つ

現状が上手くいっていないとクライアントが感じている場合は、過去の成功体験を思い出してもらい、その時の感覚に身を委ねてもらう質問をします。一方で過去の成功体験に固執し、状況が変化していることを受けとめ切れない場合もあります。
(質問例)
「(仕事などが)うまくいった時はどんな思いで仕事をしていましたか?」
「その問題が発生する前と、発生した後で大きく違う点は何でしょうか?」
「現状の仕事スタイルに違和感を覚えていると言われましたが、それはこれまでのやり方と比べて変化していますか?」
「“成功体験に呪縛されてしまう”と言われることがありますが、いかがでしょうか?」


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This article was written in Japanese and converted into English using a translation tool. We hope you will forgive us for any inadequacies.
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