「コーチングの時代」が今まさに到来している!
『<心理療法コレクションⅣ>心理療法序説』で、河合さんは「臨床教育学の必要性」という見出しを設けて、臨床心理学のアプローチを教育の現場に適用していくことの意義を語ります。「心理療法と教育は、歴史的に見ると、相当異なるもの...
『<心理療法コレクションⅣ>心理療法序説』で、河合さんは「臨床教育学の必要性」という見出しを設けて、臨床心理学のアプローチを教育の現場に適用していくことの意義を語ります。「心理療法と教育は、歴史的に見ると、相当異なるもの...
河合隼雄さんは京都大学卒業後、3年間ほど高校の数学教師を経て心理療法家の道に進んだこともあり、折に触れ「この経験が教育現場のことを考える上で役立っていると」と語ります。今回の解説は『<心理療法コレクションⅣ>心理療法序説...
カウンセラーである河合隼雄さんは、『<心理療法コレクションⅣ>心理療法序説』の中で、「カウンセリングかぶれ」について触れ、「教育」の場で起こりがちな事例を語ります。 教師がいわゆるカウンセリングかぶれになると、教育の場に...
『<心理療法コレクションⅣ>心理療法序説』の87ページから、河合さんは次のように記述を進めていきます。 大人は一般に「指導」するのが好きである。「指導」によって人間が簡単によくなるのなら、自分自身を指導することからはじめ...
前回まで「境界」と「領域」の関係を語ってきました。主旨は、二分法ではなく、幅のある「領域」の視点でアプローチしています。さて、コーチングを学ぶ過程で、ティーチングとコーチングの関係をどう捉えるか… 多くのコーチが悩みます...
私たちは、何かの現象を説明する場合に、自明のごとく「近代科学のパラダイム」を用いているようです。河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』を読み進めていくと、「思想家としての河合さん」が現れてきます。前回の...
河合隼雄さんは『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の中で、「分裂」という見出しを設けて、論を展開します。 境界例の人と接していると、心の分裂という方法によって自分を守っていることによく気づかされる。たとえば、はじめ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の著者である河合隼雄さんは、臨床心理学者(カウンセラー)ですので、その内容は、精神的な病を抱えた人との関係を語ることが多いのですが、それだけでなく、一般の人へと敷衍させ、社会、さ...
前回は、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の中の『ソウタと犬と』を取り上げました。日本の「母性社会」が象徴的に描かれた小説として河合さんは捉えています。今回は、フィリパ・ピアスの『まぼろしの小さい犬...
前回まで、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』にある、外国のファンタジーを取り上げてきましたが、今回は日本の小説です。河合さんは安岡章太郎さんの『ソウタと犬と』を引用します。「ソウタとは人間だろう」と...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』で、老人をテーマにファンタジーについて語ってきた河合隼雄さんは、「これまでに述べたのは男の老人の話であった。最後には女の老人の話を取りあげることにしたい」と、209ページから『ト...
『モモ』については「モモと老人」に続いて、「時間の意味」の見出しで、河合隼雄さんは解説を進めます。『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の205ページです。 モモとベッポの幸福な時間は残念ながら長続きしなかった。「時...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』は、世界中の「昔話」「小説」が豊富に取り上げられています。今回は、河合隼雄さんが202ページから「老人と少女」のタイトルで語りを進める「モモと老人」です。ミヒャエル・エンデの『モ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の191ページから「ファンタジーの意味」が展開されます。河合隼雄さんは、『ユング自伝』の中の、牡牛の角をつけた老人が登場するユングが見た夢を紹介します。 ユングはこの老人にフィレ...
『<心理療法コレクションⅢ>生と死の接点』の188ページからの見出しは「老人と現代」です。高齢化が顕著に進む日本は高齢者(65歳以上)の割合が不可逆的に増加する状況にあります。世代間対立はどの時代でも存在しましたが、老人...