河合隼雄さんと中沢新一さんは「まったく違うタイプ」…「相補性」です!
(河合)見ないタイプの人でしょうね。あの人はもう現実を細かく細かく……。それが夢だったわけですね。だから、それでやっていたわけです。結局、あるといったって、ないのと同じでしょ。だから、夢でやろうが現実でやろうが同じじゃな...
(河合)見ないタイプの人でしょうね。あの人はもう現実を細かく細かく……。それが夢だったわけですね。だから、それでやっていたわけです。結局、あるといったって、ないのと同じでしょ。だから、夢でやろうが現実でやろうが同じじゃな...
(河合)すごいですよ。ユングは、女性がいっぱいいましたからね。しかも、彼は、当時、女性との関係を相当公然と生きてたんだから、すごい人間ですね。今だったら、そういう人はいっぱいいるでしょうけど、あの当時に生きてたんだから。...
ユングの代表的業績の一つに「タイプ論」があります。敬愛していたフロイトから、まずアドラーが分かれ、その後で自分もフロイトから袂を分かち、それぞれ異なる学説を提起することになったのか… ユングは考えました。そしてユングは、...
今回のキーワードは、河合隼雄さんの『<心理療法コレクションⅠ>ユング心理学入門』の最終第七章「自己」です。河合さんはこの章で「自己実現」について詳述しています。 自己実現は人生の究極の目的であると述べたが、これは一つの静...
(中沢)…… やっぱり今、日本で語られている両界曼荼羅の考え方というのは、空海の独創と考えていいと思います。空海はその考え方を土着的な山岳信仰の伝統と、もう一つ、若い時から深く親しんでいた華厳の思想との影響から着想してい...
(中沢)…… とにかく迷信はよくないものだし、神話、とくに日本神話は危険なものだし、神秘主義は戦わなくちゃならないものだし、歴史には科学的な法則があるし、日本的なシステムはいけないものだし、そういうものすべてを撲滅するた...
(中沢)分析の材料を、もっと話します。これには二つのきっかけがあるような気がしています。一つは子どものときに読んだまんがの『西遊記』です。そのなかで孫悟空がいろんな失敗をしでかして、そのたびに観音様が出てきて叱るでしょう...
(中沢)人間の文化とか宗教というものを、いままで考えられていたような理解で、これからやっていてもいいのかなと、僕などは考えてしまうんです。ユングはそういうことに気がついていた数少ない人だ、という印象を受けます。(河合)た...
(中沢)そういうふうに考えると、職人の技とユングなどの夢理論というのは、非常に関係があると思うんです。一方、フロイトの精神分析学というのは、カソリックの神父さんが告解所のなかでやっている行為とよく似たことをやるわけですよ...
(河合)僕は、小さい時から極端な倫理的人間だったんです。(中沢)よくわかります。(河合)二年ほど前に「源氏物語」を読んで、大感激したんだけれど、若い時に読んでたら、絶対よう読まんと思いますね。源氏に腹が立って腹が立って(...
じっさい、多くの家族や周囲の者は、「『呆けになっては困る』という焦燥感から、本人の言動が少しでもずれたり間違えたり失敗したりすると、間違いを細部にわたって指摘して修正を迫り、失敗しないように今までの生活の中での役割を取り...
(河合)両方でしょう。完全に両方なのに、片方だけ言うと危なくなると思いますね。そうすると、片方だけの知識を持ったら、皆「自分は臨床家になれる」と思うわけです。絶対になれないですよね。その証拠にいくら本を読んでもなれないで...
(鷲田)あっ、逆に……。(河合)もうなれない。決められているわけだから。だから男になった人は、もう女になれないわけですね。女になった人は男になれない。しかも、そのときに「男らしいとは何か。女らしいとは何か」というのは全部...
(鷲田)ところが、皆がいい塩梅で共同生活をできるには、一人犠牲者をつくったらいいというか、あるいは、一人ブァルネラブル(傷つきやすい、攻撃されやすい)な存在をつくるというか。家族でも何でもだれか一人いじめられ役というか、...
河合隼雄さんの『大人の友情』を取り上げ、解説を進めています。前々回は、大きなテーマの「男女の友情は成立するか」の1話目である「友情を破るもの」、そして前回が、2話目となる「恋愛の強さ」です。「起承転結」の前半…「起」と「...