『夏帆』は、70代半ばの村上春樹さんが描く、貴腐ワインのような芳醇な物語です
『夏帆』の感想文を書いてみようと思います。これまで、たくさんの春樹さん作品を取り上げ、コーチングに敷衍しています。ですから、今回もその流れでやってみることにします。 読み始めて早々に想起したのは、短編集である『神の子ども...
『夏帆』の感想文を書いてみようと思います。これまで、たくさんの春樹さん作品を取り上げ、コーチングに敷衍しています。ですから、今回もその流れでやってみることにします。 読み始めて早々に想起したのは、短編集である『神の子ども...
前回は、「吉本ばななさんの変化する四半世紀」を、生成AIと協働してまとめています。この「コーチング大百科」は、コーチング的な世界観をもっている、さまざまな「偉人」を取り上げてきました。その過程で「偉人といわれる人たちに共...
今回の「コーチング解説」を書くにあたって、生成AIに次の質問を投げてみました。<生成AI(Copilot)へのプロンプトを意識した質問>前回まで、『なるほどの対話』の第1章「若者のこと、しがらみのこと、いまの日本のこと。...
(河合)そういうことで実は経営でも、この頃、「事例研究」を発表する人がいるんです。大変面白いらしい。「こういう会社が、こうして、こうして、こうして立ち直った」という事例を発表する。そうすると、熱心に聞くし、役に立つ。「経...
(中沢)…… ですから、曼荼羅には中心に立って、全体に号令を出して動かしていくものはいません。そういうものがあるとしたら、曼荼羅のさらに奥のヴァーチャルな全体性しか考えられません。それをとりあえず、大日如来と呼んでいます...
(河合)先ほどの土器をこねるとか夢のこね方の話で、こねるとか断片の完成ということでは箱庭療法とすごく関係がありますね。箱庭もやはり砂をこねてつくるわけですから。けれども箱庭の場合は、逃げてやろうと思えばいくらでも逃げられ...
先ほど、“うまいこと”が起こる、という言葉が出てきましたが、これは著作の中でも、今回の対談でも先生が使われている表現です。 今回は、カウンセリングの過程で、クライアントが問題を解決していく重要な要素に、「“偶然”というこ...
本来ならばこのページは、先生から発せられるもっともっとたくさんの言葉たちで埋めつくされるはずでした。それが叶わなくなり、私は白紙のページに取り残され、一人立ち尽くしているような気持ちです。尋ねたかったこと、確かめたかった...
対談の途中、先生は一度、深い悲しみの表情を見せられました。御巣鷹山に墜落した日航機に、九つの男の子を一人乗せたお母さんの話が出た時でした。心弾む一人旅になるはずが、あんな悲劇に巻き込まれ、お母さんは一生拭えない罪悪感を背...
『生きるとは、自分の物語をつくること』の11番目の見出しは「多神教の日本で生まれた『源氏物語』」です。河合さんは、一神教であるキリスト教と多神教の違いを紐解きます。日本は多神教であったからこそ、紫式部が『源氏物語』を著す...
『生きることは、自分の物語をつくること』の7番目の見出しは、「偶然」に気づくこと、です。最初の1ページでは、河合さんが、カウンセリングの臨床で、患者さんが治っていく過程で、さまざまな「偶然が起こる」ことを語ります。それは...
今回から、『生きるとは、自分の物語をつくること』の第Ⅱ部に移ります。第Ⅰ部の「魂のあるところ」は、2005年12月15日に文化庁長官室で行われています。そして、この第Ⅱ部は、半年後の2006年6月15日に、同じく文化庁長...
前回に予告した通り、今回から、小川洋子さんによる河合隼雄さんへの最後のインタビュー、『生きるとは、自分の物語をつくること(新潮文庫)』を取り上げ、コーチングに敷衍していこうと思います。 この本は、文庫本で151ページの...
今回で、綴ってきた『大人の友情』の全12テーマ・46話の解説は、最後となりました。テーマは「境界を超える友情」です。前話は「島への手紙」をタイトルに、「友情」には、異なる文化、さらに人間と他の存在との境界をも超え得る“大...
前回まで、河合隼雄さんの学術書である『<心理療法コレクション>』の6冊を取り上げ、コーチングとかかわりの深いところを引用しつつ、解説を重ねてきました。今回から、この6冊を離れ、河合さんが書かれた一般向けの本を選び、語りを...